昨日らくごカフェにご来場のお客様まことにありがとうございました！真打まで毎月続ける会の第一回目でした。ゲストは入船亭扇橋師匠。
私の一席目は「元犬」。私達のほうで動物が化ける噺は縁起が良いとされてます。というのは楽屋内では芸が急によくなったり、急に人気が出たりすることを「化ける」と言うからです。「あいつは化けたね～」といったぐあいに使います。つまりこの落語会の成功を祈っての縁起担ぎです。「幾代餅」で疲れちゃうから、楽で短いという不純な動機で「元犬」にしたわけではありません、決して。それに「元犬」もなんとなく古今亭っぽいネタかなと思いまして。
扇橋師匠は前座時代の思い出話をされてから「ねずみ」をかけてくれました。これまた縁起がよいとされている旅の噺です。また先代の扇橋師匠が得意とされていた噺でまさに入船亭の噺ですので、いろいろ考えて下さったのでないかと思います、大変に嬉しかったです！
前座時代の話は私が漫才の順子先生の相方で高座にでた時の話でした。順子・ひろし先生のひろし先生が体調をくずされ寄席に出られなくなった後、順子先生はいっとき前座を相方として呼び込んでおりました。まさに私や扇橋兄さんはまさにその時の前座で、大変に貴重な経験をさせていただきました。順子先生はとんでもないお人です、もう私達は先生に言われた通り動いただけなのに爆笑を生みだしてました。
きょう介（志ん松の前座名）はきどってやってましたよ！
確かに私はきどってやってたかもしれません。ただ自分で言うのもなんですが、大変に上手にやってました。それが証拠に順子先生の相方として高座にあがった日、終演後にお客様から…
君とっても漫才よかったよ！！シロウトにはみえないよ！！
ありがとうございます！え？シロウト？どういういみ？
お褒めの言葉をいただいたことがあります。
次回は4/20(土)ゲストは春風亭一蔵師匠 志ん松ネタ「宗珉の滝」
19：00開演 予約2000円/当日2200円
会場 らくごカフェ 03-6268-9818 ✉rakugocafe@hotmail.co.jp
