大師匠志ん朝のDVDを見ていく①夢金

日記

 さぁて大師匠のDVDどれからみようかなぁ?「反魂香」なんという珍しいものもありますね。よし自分もやる「夢金」からにしましょう!

 これは1986年12月26日落語研究会の録音だそうです。番組がまたすごいですね。三木助師匠の「持参金」から始まって金馬師匠の「かつぎや」小さん師匠「穴泥」さん喬師匠「大佛餅」と並んでとりで志ん朝師匠の「夢金」という。なんとも豪華な面子。

 感想ですがいやぁ面白かった!!馬鹿みたいな感想ですが「夢金」てそんなウケる噺ではないと思っていたのですが、がんがんお客様にうけてまして。人情噺っぽくやらずに、滑稽噺としてやられてるんだと思いました。それでも、舟の情景や雪の様子、また雪の中を歩いてるのが目に浮かぶようでしたね。勉強せずに楽しもうとしたんですが、やっぱり仕草とかに目がいってしまいます。それぐらい人物が入れ替わる時などの仕草が鮮やかでした。楽しむつもりで見始めましたが、やはり大変に勉強になりました。下げは元の形ですね。

 このDVD榎本滋民さんの解説動画も入ってるんですが、これもいいですね。「当時は芝居小屋には照明がないので、日暮れにはもう終わっているはず。芝居帰りがこんな遅い時間のはずがない。ただそれを感じさせない話術がすごい」というところが特によかったです。

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