おい!お前は江戸を追いやられたカールじゃねぇか!!元気にしてたか、カーール……じゃねぇ!!誰だお前は!!

先日、いろいろご縁がありまして浅草のお寺福寿院さんのお施餓鬼の前に一席申し上げました。ご住職に伺ったところ、以前は柳家小はん師匠が毎年お施餓鬼に一席申し上げていたそうです。小はん師匠の後が私で勤まるのか?と不安に思いましたので、二席申し上げました!数で勝負。
仏教と落語はご縁がありますね、元々落語は説法から始まったなんて説もありますし。「前座」「高座」なんてのはお寺さんから出た言葉ですし、手拭いのことを符丁で「まんだら」羽織を「だるま」なんてことを言いますし。まぁ今はほとんど噺家もこの符丁を使いませんが、「まんだら」は私の師匠がたまにおっしゃってました。
いざお施餓鬼のありがたい法要の前に一席申し上げることになりまして、高座に座りました。ただ高座が仏様と向かい合う形、両脇にお客様。なかなか難しい…。いろいろ検討しましたが、この後に法要があるのでこの形がベストということになりました。しゃべり始めて思ったのが、これはもう仏様にはなしかけているような感じ。しかもよりによって「幾代餅」を始めてしまった。ご本尊に向かって「遊女三千人ご免の場所~」と吉原の説明をしている。なんて罰当たりな!気まずい!!
帰りは浅草寺を通ったら、ちょうど三社祭でした。とんでもない人だかり。


三社祭は雨の確率高いそうです。ご本尊が隅田川から漁師によって引き上げられましたから、水にご縁があるためだと伺いました。なるほど~。

この時期は神輿が通るから、ぶつからないように雷門の提灯がこんな状態になってるそうです!!あまり見られない光景、いいもの見られました。