楽屋噺

こんなことある?「松曳き」をやった後に起きた珍事

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 先日「松曳き」という落語をやった際に起きた珍事?と言っていいのか分かりませんが、起きた出来事を紹介いたします。

 松曳きという落語は粗忽な人間が出てくる噺です。そそっかしいお殿様と、そそっかしいご家来の田中三太夫さんの出てくる噺です。三太夫さん宛に届いた「御貴殿お姉上様御死去」という手紙を、三太夫さんが勘違いして「御殿お姉上様御死去」と間違えてお殿様に報告してしまうという内容です。

 もう意気揚々と「松曳き」をやり終えた私は、お帰りなるお客様をお見送りをしておりました。そのお客様の中に年配の男性がいらっしゃいまして、何やら大変に慌てた様子でお電話している方がおりました。あまりにうろたえている様なので

 

どうされまし
た?

実家から電話があって姉が亡くなったんだよ

え!?あ、あのなんかすみません……

大きな声でもって「お姉上様御死去!!」と叫んでいた自分が恥ずかしく、また大変に申し訳ないことしてしまったと思いました。救いは、その方のお姉さんはかなりの高齢でもって大きな病気でもなく老衰での大往生だったことです。もちろん意図した事ではないのですが、色々気を付けなければならないと考えた日でした。

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