お後がよろしいようで

「お後がよろしいようで」の使い方が気になりますよ!!私は話し言葉なんて、いい加減に使えばよいと思っている人間ですが(噺家の言う台詞ではない)「お後がよろしいようで」は引っかかるのです。

 本来は噺家が「お後の方の準備がよろしいようで、私は引っ込みますよ」という意味だと思います。ところが、何かおもしろい事言ったり、場が盛り上がった後に言う場面が見受けられます。

お後が出てこないな!!

と思ってしまうのです。「お後」は人間を指すのです。考えてみると「お前」も人の事ですね。「お仲間」も人ですし、「お上」も人ですね。「お下」だけはない所が、日本人の奥ゆかしい所ですね。お後がよろしいようで!!!