日記

ひとつきの隣人

私が前座時代に住んでいたアパートは2棟あって、私が住んでいた方の棟は1階が2部屋、2階が2部屋の計4部屋でした。私がいたのは1階です。斜め上の部屋には後輩の入船亭ゆう京が住んでいました。 一時、私の隣の部屋が空き部屋になってました。つまり1...
楽屋噺

漫画家に見初められた話

前座時代24歳~29歳の5年間というのは、師匠宅と寄席と自宅を往復の毎日でした。寄席以外にもたまに「わき」の仕事があります。「わき」の仕事というのは、寄席ではなく落語会に前座として働きに行くことです。落語会の前座としての仕事は、楽屋働き、高...
楽屋噺

落語界のときわ荘

柳家花いち、古今亭志ん松、入船亭遊京の3人が前座時代に住んでいたアパートを『落語界のときわ荘』と呼んでいます。自分達で。風呂なし、トイレ共同、家賃2万8千円。本物のときわ荘と違うのは誰も有名になっていないところです。何しろ切磋琢磨しませんで...
日記

志ん松のWikipedia

人物の欄 『師匠・志ん橋の新車をぶつけたことがある』   どーゆー人物なんですか!!新車をぶつけがちな性格ってこと?「師匠!また新車ぶつけちゃいました」なんて奴はもう破門になってます!大体、何度もぶつけた新車はもう新車ではないですから!ぶつ...
日記

母の呪い

私の母は本の虫です。時間さえあれば本を読んでいます。さぞかし知識豊富だろうなと思うかもしれませんが、残念なことに母には呪いがかけられおります。読んだ物を端から忘れるという、呪いを。鳥は三歩歩くと忘れると言われておりますが、母は三日経つと忘れ...
落語入門

寄席とは

寄席というものを簡単に説明します。現在寄席はコロナの影響でお休み中です。 寄席・定席とは  寄席とは落語、講談、太神楽、手品、曲芸、漫才などの演芸を365日ほぼ休みなく営業しているところです。都内に4軒ございます。浅草演芸ホール、上野鈴本演...
楽屋噺

自粛で血迷ったか

自粛期間が長引き、何だか様子のおかしい噺家仲間が増えてまいりました。多くの仲間は落語の配信をしたり、ラジオを発信したり、Twitterをやったりしてます。そんな中、違う山に登り始めた愛すべき方々を紹介します。 三遊亭ふう丈 寄席のレジェンド...
楽屋噺

後輩がブログで私の悪口を書いていたので、ここで紹介する

新しくブログを作ったので、どんなもんかと「志ん松 ブログ」で検索をかけてみました。 ん?あれ?「おい志ん松。はじめての芝公園お寺de落語|入船亭遊京大全」というブログを発見。入船亭遊京(いりふねていゆうきょう)というのは後輩です。タイトルか...
落語入門

噺家のご身分

落語家には身分制度があります。下から見習い、前座、二つ目、真打の四つです。令和に身分制度です、時代錯誤も甚だしいですが、着物きてますから勘弁していただきたい。それぞれどんな身分かを説明します。真面目に書こうと思いますので、ちっとも面白くない...
落語会

テレワーク落語

3.4.5月とコロナウイルスの影響で落語会が一切なくなりました。まぁいいでしょう。元からそんなになかったので。ということで、私は霞を食べる生活をはじめたのですが、同期の落語家古今亭始(ここんていはじめと読みます。変な名前)よりテレワーク落語...
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