寄席というものを簡単に説明します。現在寄席はコロナの影響でお休み中です。
寄席・定席とは
寄席とは落語、講談、太神楽、手品、曲芸、漫才などの演芸を365日ほぼ休みなく営業しているところです。都内に4軒ございます。浅草演芸ホール、上野鈴本演芸場、池袋演芸場、新宿末廣亭の4軒です。国立演芸場をいれて5軒とする場合もあります。国立との違いは定席かどうかです。定席というのは常にやっている演芸場のことです。「寄席」という言葉の定義は色々ありますが、私たち寄席芸人が一言「寄席」と言って指すものは定席のことです。国立演芸場は月の後半は貸し小屋としての営業が主なので、寄席と呼ぶかどうかは時と場合による感じです。
寄席の営業形態
寄席は10日間興行です。10日間ごとに出演者が変わります。1日の流れは昼の部と夜の部の2部構成です。それぞれ主任と呼ばれる師匠がトリを勤めます。この決まりはどの寄席も同じです。
各寄席の特色
各寄席それぞれ特色がありますが大きな違いは昼夜の入れ替えがあるかどうかです。寄席によっては入れ替えがなく朝から晩までいられます。ほとんどの寄席は飲食が可能です。他には出演者の数や、持ち時間の違いなどがあります。詳しくは各寄席のホームページをご覧ください。
ざっと寄席について紹介しましたが、寄席の一番の魅力はハードルの低さです。お子さんでも2時間の映画を黙ってみていられるくらいの子なら大丈夫です。年中やってるので、ふらっと行けるのが良いところです。予定を変更して木戸をくぐってみてはいかがでしょうか?服装はパジャマでもオッケーです。全然目立ちません。
ただ、初めての方はどの寄席にいけばいいかわからないと思います。ずばり、どの寄席に行けばいいか、今度ブログにあげます。
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