落語家には身分制度があります。下から見習い、前座、二つ目、真打の四つです。令和に身分制度です、時代錯誤も甚だしいですが、着物きてますから勘弁していただきたい。それぞれどんな身分かを説明します。真面目に書こうと思いますので、ちっとも面白くないです。知ってる人は、そっと閉じてAmazonプライムみてください。文章なんか読んでられんよという方には動画でも説明してるので、一番下にリンク貼っておきますね。
見習い
見習いは正確には噺家の身分ではないです。入門志願にきた弟子を師匠が噺家になれるかどうかを見極める期間です。師匠によりますが、おおくは師匠のお宅にうかがい掃除、炊事、洗濯などをします。住み込みのところもごく少数ですがあります。期間は時代、協会によって異なりますが、今現在、落語協会は一年半から二年です。
前座
前座からが落語家です。芸名を師匠からいただき、落語の稽古もしていただきます。師匠のお宅に行くのは変わりませんが、そのあとに寄席に行くようになります。寄席では、師匠方の着付けをついたり、着物を畳んだり、太鼓を叩いたり、開口一番で高座にあがったりします。一番最初に高座に座るので『前座』です。元は仏教用語らしいです。落語家の修行期間というのは見習い、前座の期間を指すことが多いです。この前座期間も時代によって変わりますが、落語協会では3年半から5年以内におさまることがおおいです。「生涯修行ですけどね」とみんなお客さんの前ではかっこつけます。
二つ目
二つ目は寄席で前座のあと、二番目に高座にあがるので二つ目です。どんなにいい男でも二枚目ではなくで、二つ目です。二つ目になりますと、毎日は師匠の家には行かなくなります。自分の勉強会、落語会などを開いて、贔屓のお客様をつくり真打目指して落語の稽古に励む期間です。この二つ目の期間も定まってはいませんが、落語協会では入門から数えて約15年くらいです。
真打
「真打登場」などの言葉は普段から耳にすると思いますので、一番なじみのある身分かもしれません。一応噺家として一人前ですよという身分です。大体上からところてん方式で真打になっていきますが、たまに優秀な方が「抜擢」という形で何人かぬいてなります。真打は死ぬまで真打です。噺家は定年がないので、廃業しない限り真打です。相撲のようにあがったり、落ちたりはしません。ということはどんどん真打が増えるということです。つまり、落語家の人口を身分制度でわけると逆ピラミッドになります。
まとめ
噺家の身分は見習い、前座、二つ目、真打です。志ん松は二つ目です。は~真面目に書いてきたからくたびれた。
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