らくご・三つ葉亭終演 乙な会場で粋と闘う

楽屋噺

先日千駄木のでの落語会「らくご・三つ葉亭」にご来場のお客様まことにありがとうございました!!大変に暑い中ご来場で本当に感謝です。こちらの落語会今回が初めての開催です、会場がなかなか乙なところでございまして。蔵の中なんです。

天窓から光が差し込む中、少し暗い蔵に入りこむと閉じ込められないか不安になりますね。馬久さんが

蔵だから「四段目」がいいんじゃないですか?

なるほど!蔵の噺か。うん、俺はできない!「寝床」とかもいいんじゃない?ほら番頭さんが蔵に逃げるでしょ?

志ん松
志ん松

出来ないです…。兄さんは?

できないよ!!

志ん松
志ん松

会場がでも我々がじゃなかったです。蔵の出てくる噺を覚えようと思いました。そんな会話をしているとお客様がおいでになりまして、中で浴衣をお召しになった粋なお客様が「今ほおずき市行って来ました」とおっしゃってまして…

え?馬久今日て何日?

志ん松
志ん松

7月9日。ほおずき市てことは四万六千日ですね

うわぁちっとも気が付かなかった…

志ん松
志ん松

やってくださいよ、「船徳」

先に馬久さんが高座にあがっている間に、一年ぶりの「船徳」を頭をフル回転してどうにかこうにか思い出して高座にかけることができました。四万六千日に船徳やらない噺家は死んだ方がいいので、なんとか生き残ることができました!

レトロもレトロですよ、レトロレトロです。懐かし扇風機ですよ、なつせんぷうです。

終演後に燕三兄さんと馬久さんと近くでやっているほおずき市に行って参りました。燕三兄さんが牛タン買ってくれました!

途中大雨に見舞われて、雨宿りしながらビール呑みました。その後谷根千に行こうということで

谷根千で燕三兄さんにご馳走になって帰りました。燕三兄さんは今家具に凝っているそうです。いやぁ実に良い休日でした!!

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