楽屋噺

高座でのハプニング処理

高座では色んな事が起こります。毎日、色んなお客様がおいでになるので当然といば当然ですが。予期せぬことも、もちろん起こります。そういう時の対処法は二つです。1無視する、2対応する。この二つです。たいていは1で何とかなりますが、どうにもならない...
楽屋噺

牡蠣をごちそうになった話。

師匠に美味しい牡蠣をご馳走になったことがあります。師匠が居酒屋で生牡蠣を頼んで下さって、店員さんがそれを大きな皿で運んできてくれました。 大きなお皿にのっていたのは、牡蠣と牡蠣の殻でした。それで、師匠には牡蠣をたくさん頼んだように見えたよう...
楽屋噺

先輩の陰口を叩いてたらやさしい天罰をくらった北海道

2~3年前に北海道に二つ目5~6人で行くお仕事がありました。一番先輩が一蔵兄さんでした。一蔵兄さんをご存知の方はジャイアンみたいな人だと思ってるかもしれませんが、本当はとても繊細な心を持った人です。繊細ジャイアンです。  その日仕事を終えた...
楽屋噺

Yesの使いどころ

人生はYesとNoの連続ですね。「Yesman」という映画があります、Yesと答える事でポジティブに物事が運ぶという話です。ただやっぱり、現実ではここぞという時にYesは使いたいものです。兄弟子である志ん五兄さんという人はとても肯定の言葉を...
日記

あなたの座右の銘は何ですか?

皆さんは座右の銘をお持ちでしょうか?私の座右の銘は「逃げの一手」です。ポジティブな逃げです、「逃げ恥」的な。先日カミさんと座右の銘の話になりまして。 五分ほど熟考した結果 知らない四字熟語が出てきました。
楽屋噺

後輩を人身御供にした話。

ある日酒癖の悪い先輩と二人で、私の家の近く井の頭公園駅前に呑みに行くことになりました。嫌な予感がした私は同じアパートに住んでいた後輩を呼ぶことにしました。三人で呑んでいると、案の定先輩がくだをまき始め、我々に小言を延々と言い出しました。その...
楽屋噺

京都大学卒の後輩の話。

京都大学をストレートで入学、卒業した後輩の話です。相模原の落語大会というのがあるんですが、彼はその大会を書類落ちしました。 落語の大会に出るのは京都大学に入るのより難しいようです。
楽屋噺

中国から帰ってきた後輩の話。

二つ目になって早々、中国を半年間旅した後輩の話です。彼は無事に帰国し、中国の経験を面白おかしく漫談に仕立て上げ「中国漫遊記」として高座で披露し、好評を得ていました。その時分に妙なことを口走るようになりました。 もちろん、私は止めました。 私...
楽屋噺

中国に旅立った後輩の話

二つ目になって早々に、中国を半年かけて回った後輩の話です。  後輩のチャレンジを否定することは、先輩としてやってはいけないことです。何も言わずに見送ました。ただ、何かもやもやっとしました。  半年後、後輩は無事に帰ってきました。ヤフーニュー...
日記

お後がよろしいようで

「お後がよろしいようで」の使い方が気になりますよ!!私は話し言葉なんて、いい加減に使えばよいと思っている人間ですが(噺家の言う台詞ではない)「お後がよろしいようで」は引っかかるのです。  本来は噺家が「お後の方の準備がよろしいようで、私は引...
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