楽屋噺

楽屋噺

大須という町は上野と浅草と秋葉原を足して台湾でかき混ぜたような町だ②

大須にもアメ横があります。あら?ここは上野だったかしらという心持ちになります。 そうかと思うと このアーケードがなんとも浅草の雰囲気があるのです、近くには浅草寺ならぬ大須観音もありますし。観光地+アーケード+お寺は、私の中では浅草が思い起こ...
楽屋噺

柏市の寿量院あみだ寄席

先日地元柏市のお寺さん寿量院さんのあみだ寄席に出演いたしました。玉の輔師匠とぴっかり☆姉さんと扇姉さんと私の四人でした。玉の輔は先日自宅マンションが火事になり、外に避難された女性に温かい飲み物を渡したという話を楽屋でされてました。ヒーローみ...
楽屋噺

寄席の恐ろしい風習

寄席には恐ろしい風習があります。噺家はいつ寄席に入るか知らないのです。寄席や落語協会から「この日寄席は入れますか?」というような連絡は一切ないのです。決定事項として顔付けが送られてくるのです。当然入れるでしょ?という感じで。しかも我々二つ目...
楽屋噺

1のつく日にする事

私達は1の付く日の事を初日と呼びます。寄席が10日間興行なので、1の付く日は興行が入れ替わり初日を迎えるからです。月に3回初日は訪れます。つまり1日11日21日です。31日は1が付きますが初日とは呼ばず、余一(よいち)と呼びます。寄席では特...
楽屋噺

噺家の言う事を信じるな

楽屋内の有名な話があります。私の師匠志ん橋と、ある前座との会話です。高座を終えた師匠が前座に なぜかおもてに駆け出す前座。15分後出前が届き 師匠は黙って鰻を食べて帰ったという話です。私は前座の時分に何度かこの話を聞いたことがありました。二...
楽屋噺

花いち兄さんの名前の候補を聞くと戦慄をおぼえる

花いち兄さんの真打の名前が無事に「柳家花いち」のままということに決まりました。一旦決まりかけた名前に「柳家花いちっ」というものがありました。これはこれで、とんでもない名前ですがもう一つ有力な名前があったそうです。 「花いち♪」か「花いちっ」...
楽屋噺

花いち兄さんの幻の名前:なんで喜んでくれないの?

youtubeであげたのですが、花いち兄さんの真打の名前が決まりました。「柳家花いち」のまま真打になるとのことです。その前に一旦決まりかけた「柳家花いちっ」という小さい「つ」が入った名前がありました。それを聞かされた時の会話です。 これだけ...
楽屋噺

猫がいる!?

桂しん乃姉さんの話です。昔二人で池袋演芸場という寄席で前座で働いておりました。高座に上がっていたのは正太郎兄さんです。兄さんは「たいこ腹」をやってました、ちょうど猫に試し針をしようとする場面でした。 楽屋にいた姉さんは何を思ったのか、立ち上...
楽屋噺

歩く現代アートの高座

私のような凡庸な人間は高座で個性を出そうと必死ですが、中には個性ダダ漏れの人もおります。「ちょっとは個性抑えろよ」と言いたくなる人の代表が、歩く現代アートこと桂しん乃姉さんです。私は姉さんの「道具や」という落語をやっているのを見た事がありま...
楽屋噺

歩く現代アートは着物で歩く

先日歩く現代アートこと桂しん乃姉さんと花いち兄さんの勉強会に呼んでいただきました。この二人が勉強会をしているというのもすごい事です。筆と硯を使ってプログラミングの勉強をするようなものです。 その会に姉さんは着物で来てました。普段から着物着て...
タイトルとURLをコピーしました