楽屋噺

大須という町は上野と浅草と秋葉原を足して台湾でかき混ぜたような町だ②

投稿日:2021年4月22日 更新日:

 大須にもアメ横があります。あら?ここは上野だったかしらという心持ちになります。

そうかと思うと

このアーケードがなんとも浅草の雰囲気があるのです、近くには浅草寺ならぬ大須観音もありますし。観光地+アーケード+お寺は、私の中では浅草が思い起こされます。ちなみにアーケードは朝に通るとレッドツェッペリンの「天国への階段」が流れてます。訳がわからないよ。それを耳にしながら色んなお店がシャッターを開ける姿を見ていると、なんとも言えない気持ちになります。もしかしたら、並行世界に少しの間とばされてたのかもしれません。

浅草と違うのは、大須は若者の街という所です。休日になると大勢の若者が繰り出し、コスプレをしながら食べ歩くのです。東京都と大阪の間をとり、全ての良い所を貪欲にむさぼる町でございます。

特にコスプレは有名なようです。星野珈琲はコスプレに優しいようで、厳しいです。「コスプレ入店可 特典無し」と書かれています。ただコスプレの方が多いということをうかがい知ることができました。

タピオカの次に流行ると言われている、台湾カステラをお世話になった大須の前座さん獅鉄君とお茶子さんに差し入れるために買いました。あと楽屋に上方の師匠米紫師匠や他の芸人さんにも差し上げました。

米紫師匠、よろしかったらいかがですか?流行ってるらしいので

ありがとう!美味しいな!

皆さんもよろしかったら。何か流行ってるらしいですよ

無言で食べる一同。

志ん松君!

はい!

誰も食いつかへんな!台湾カステラに誰も食いつかへんわ!

残念!!

米紫師匠はご飯ご馳走してくださって、色々お話もしてくださって大変楽しかったです!!

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